世界一の起業家メンターである
マイケル・E・ガーバーさんから教わったことに一つに
「自分への弔辞を書きなさい」
という事があります。
え?
起業と弔辞に何の関係があるの?
と思われるかもしれませんが
大いに関係があります。
どんな関係があるの?
と質問したくなると思いますが
「四の五の言わずに、やってみなされ」
という感じです(笑)
何の効果があるのか?
それを説明する前に
まずはわたしの弔辞を見てみてください。
〜・〜・〜・・〜・〜・〜・〜・〜・〜
健司さん
あなたはいつも、笑顔を絶やさずに、前向きに
将来を見据えて生きていくように振舞っていましたね。
誰に対しても思いやりを持って接していくように努め
本当は優しい性格なのに、自らの人生の目的を遂げるために
そして相手の真価を発揮させるために
厳しくあることを選んでいましたね。
それが、あなたが考えていた誠実さでしたから。
あなたは、
「一人一人がイキイキと働き、暮らしていくことのできる
健やかで爽やかな社会の実現」を目指し
有言実行で、チームを引っ張っていくリーダーでした。
あなたは人を輝かせていくことのできる支援者であり
人を楽しませようとするエンターテイナーでもありましたね。
あなたは人を育てることのみならず
持続可能な社会を実現させる取り組みに
自ら積極的に活動を行ってきましたね。
あなたが率先して創ってきたコミュニティに対して
たくさんの価値あるものを提供し続けてきましたね。
いつも本氣で、がむしゃらで、時には滅茶苦茶で
失敗をものともせず進んでいくあなたは
最高のリーダーであり、チャレンジャーであり
少なくとも、わたしたちの周りの世界を変えていったイノベーターでした。
あなたは人の才能を開花させるプロフェッショナルであると同時に
自らの真価を次々に発揮させていく実践者でした。
そんな自らが手本を示す姿に多くの人が勇氣づけられ、
あなたは沢山の方々に慕われていました。
たとえ今、あなたの肉体が失われようと
あなたの志は受け継がれていくでしょう。
あなたの魂は、今もわたしたちの心に宿っています。
あなたが強く望んでいた世界
それは愛と喜びにあふれ、お互いに理解しあい
何よりも平和であることでしたね。
そして、あなたは誰よりも自由でいることの大切さを
わたしたちに説いてきました。
あなたの志は、きっと現実のものになるでしょう。
わたしたちも、本当の自由、愛、平和を求めていきます。
だからあなたも、これからもずっと自由でいてください。
また会う日まで、安らかにお休みください。
そしてまた、笑顔で逢いましょう。
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いかがでしょうか?
自分の人生の目的、自分がやっていくこと
そして理想的な人物像を描くことができなければ
この弔辞は書けません。
この弔辞を完成させるためには
あなたは自分自身をしっかりと見つめ
自分の想いを絵に描けるくらいに具体的なものに
していく必要があります。
そしてこの弔辞に書かれているような人生を生きていくと
自分自身に対してコミットメントすればいいのです。
それが、本物の起業家としての誕生に繋がります。