人は誰しも、怒りたいと思わないでしょうし、
人を傷つけようとも思わないと思います。
でも、なかなか人を許す事ができないのも、
また人というものかもしれません。
 
 
寛容力を身につけた人は、人格が備わります。
人格が優れた人は、人望があります。
人望がある人には、人が集まります。
人が集まるところは、信用が高まります。
信用がある人は、自社の商品やサービスが売りやすくなります。
つまり寛容力は、商売上手になれる、という事なのです。
 
 
では、どのようにしたら、寛容力は身につけられるのでしょうか?
それにはまず、人という生き物のことを知る必要があります。
 
 
あなたにも自覚があると思いますが
人には「一長一短」あるのです。
そして多くの人は、ついついその短所に
目が向いてしまいます。
 
 
わたしは離婚の経験があり
その原因は、パートナーの言動を理解できないがために
コミュニケーションが壊れた事にあります。
そうです、わたしこそが
人の短所にばかり目が向いてしまう人だったのです。
 
 
短所に目が向いてしまうのは仕方ないのですが
相手はその短所が100%な訳ではありません。
そこで、「自然界の法則」というものが役立ちます。
 
 
あるグループを仕分けてみると
必ず以下のように分かれるのです。
 
 
3%の最高に素晴らしいグループ
10%のそこそこイケてるグループ
60%の平均平凡なグループ
27%の落ちこぼれグループ
 
 
これは、人の中にもあります。
3%の超すばらしい自分
10%のまあまあイケてる自分
60%の普通な自分
27%のしょーもない自分
 
 
そうです。
相手も人間なのですから
あなたにはない素晴らしい3%の部分もあれば
あなたが許したくなくなるほどの27%の部分もあります。
 
 
あなたが寛容力を身に付けたい
いや、身につけると決めたのならば
相手に怒りそうになったら
まずは
「あ、これは相手の27%が表に出ているんだな」
と冷静に分析する事です。
 
 
そして、その後が大切です。
「なぜ、ここで27%が顔を覗かせてしまったのかな?」
と相手に関心を持つ事です。
 
 
人に何かをされたときは
どうしても「何でわたしに!」と
心のスポットライトが自分にばかり当ててしまいます。
そうではなくて、そのスポットライトを相手に向けるのです。
 
 
相手を完全に理解してあげることは難しくても
相手がなぜそうなってしまうのか
相手がなぜそんな事を言ってくるのか
関心を持つ事はできます。
 
 
相手を変える事は、難しいですが
自分の行動を変える事は、
あなたの心がけ次第で変えられます。
そして、あなたの態度が変われば
相手も心が開きやすくなります。
 
 
相手の心が開けば
相手の財布の紐の、開きやすくなる・・・
かもね♪